EARTH+GALLERYでは、映画作家でありアーティストの山岡瑞子によるドキュメンタリー映画『Maelstrom マエルストロム』を、ドイツベルリンで活動する映画監督 森あらた氏のご帰国に合わせ緊急企画としてご招待者様限定にて上映会&トークセッションを7月2日(水)19時より開催いたします。
NYの美大を卒業直後に事故に遭い、中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する山岡瑞子自身の経験を記録した作品から、私たちはこの社会と、そして自身と、どう向き合うのか、共に生きていくのか。山岡瑞子と森あらた氏を交えて共にトークセッションしたいと思います。
日時:7月2日(水)
18:30 OPEN
19:00 上映開始(79分)
20:20 休憩
20:30 トークセッション(山岡瑞子・森あらた)+参加者
22:00 CLOSE
山岡瑞子/ YAMAOKA Mizuko
映画作家/アーティスト。
東京都生まれ。1998年渡米。BFA。2002年 プラット・インスティチュート(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。
アート界と絶縁状態に。脊髄損傷者の患者団体に5年ほど勤務する中、中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。
2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。22年初長編ドキュメンタリー映画『Maelstromマエルストロム』完成。
ピッツバーグ大学 Japan Documentary Film Award 2022受賞。第23回ニッポン・コネクション他、ウィーンで開催された
Japannual 2023、前橋映画祭2024plusなど、国内外の映画祭で上映。第97回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位選出。
受賞歴・助成など
ピッツバーグ大学 Japan Documentary Film Award 2022
2023年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成
第97回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位
2024年度 ACY アーティスト・フォローアップ助成
映画祭
Japan Documentary Film Award 2022、東京ドキュメンタリー映画祭2022、The PORT FEMME INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 2023、第23回ニッポン・コネクション、JAPPANUAL 2023、前橋映画祭2024 Plus
上映
2023年12/2〜8横浜シネマリン、
2024年4月 横浜商業高校、5/10〜23アップリンク吉祥寺、7月 テンプル大学、11月 MURASAKI PENGUIN PROJECT TOTSUKA、
2025年2月立命館大学生存学研究プロジェクト
個展
2023年12月黄金町Site-Aギャラリー『Artworks from the Documentary film ”Maelstrom” by MIZUKO YAMAOKA』
AIR
BankART AIR 2021 Spring, Summer, 2023
〈ゲスト〉
森あらた/ MORI Arata
ベルリンと東京を拠点にする映像作家、映像編集者、アーティスト。
学習院大学日本語日本文学科、ロンドンのセントラル·セイント·マーティン校ファイン·アート学科卒業。2022年ACC個人フェローシップ受賞。
2021年、中国の「一帯一路」政策の影響下にある新シルクロードの現代都市群を架空の都市として描く虚構の旅行記、長編映画「ア·ミリオン」が第64回ライプツィヒ国際映画祭に正式招待。
2024年、アンドレアス·ハルトマンとの共同監督作品、長編ドキュメンタリー映画「蒸発」(ドイツ文化庁支援·ARTE共同制作)は、日本の蒸発という現象をテーマに、蒸発者、夜逃げ屋、残された家族を追う。テサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭でのプレミアを皮切りに、CPH : DOX、上海国際映画祭、ニッポン·コネクション、リオデジャネイロ国際映画祭等に出品。ドイツ最大のミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭では、ヴィクター賞(最優秀作品賞)を受賞。ドイツの50館以上の映画館でも配給される。
また写真家ラウリアン·ジニトイウと共に立ち上げたanother:では、ビャルケ·インゲルスやレム·コールハース、塩田千春など、著名建築家やアーティストと映像でコラボ。3万トンの大理石の欧州からNYまでの旅を追った中編映画「ヴェインズ」は、この分野最大のADFF: 建築デザイン映画祭でプレミア上映。
一方、NHKスペシャル等でフリーのディレクターとして、ウクライナ国境やイラン等で戦争取材や難民取材を敢行。エディターとしても活動し、WOWOW制作ドキュメンタリー·シリーズ「WHO I AM」で国際エミー賞にノーミネート。