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再生繊維炭による 炭化焼成への挑戦

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循環の微

EARTH+GALLERYの母体となる環境事業における独自の炭化技術で、 廃棄される服を炭にし、その繊維炭による「炭化焼成」に、造形作家 大井真希が挑戦しました。

日本の衣料廃棄物は年間 50万トンを超えると推計され、焼却・埋め立て 処分されるのは 90%以上。この廃棄物を炭という素材へと再生し、 アーティストの発想で新たな日常品に、そして作品へと生まれ変わる。

「微に入り細に入る美」を追求する、制作工程までもが美しい、循環を生むプロジェクトです。

 

炭の漆喰壁

再生繊維炭をはじめ玉ねぎの皮の炭などを漆喰に混ぜ、左官職人 都倉 達弥氏により炭の壁が完成。掻き落とし技術により、藁やそれぞれの素 材により異なる炭の美しさを引き出しています。

炭は空気や水、土壌などあらゆるものを浄化します。人間が汚してしまった地球環境をも、美しく再生させると信じて。