Event

8/10『KAGUYA 〜The Vessel of the Unseen』

 8月10日(日) 開場 18:00 / 開演 19:00

入場料:2,500円+1ドリンクオーダー

UP

EARTH + GALLERYでは、能面アーティスト麻生りり子の能面を使用し、越境舞踏家金宜伸(Kim Ueishin)が、作曲家 喜多直毅のバイオリン音楽と現代朗読家野々宮卯妙とのコラボレーションにより即興パフォーマンス開催いたします。

『KAGUYA 〜The Vessel of the Unseen』

8月10日(日)

開場 18:00 / 開演 19:00

入場料:2,500円+1ドリンクオーダー

ご予約:utsushimi2025@gmail.com

言葉になる前の声、 記憶の奥にある風景、 その“気配”に、耳を澄ませる。 創作能面とともに、踊り、音、ことばが交差するひととき。 “見えないものの器”としての身体が、 舞・音・言葉の間に立ち上がる一夜。 どうぞお見逃しなく。

 

出演者

金宜伸|Kim Ueishin 越境舞踊家 

シアターダンス、空手、オリエンタルダンス、韓国舞踊など多様な身体技法を学び、音楽家や表現者たちとジャンルを越えて共演。近年は創作能の舞台にも多数出演している。 民族舞踊とアジアの身体性を根幹に据えたその踊りは、時空を超えて記憶をつなぎ、観る者に深い癒しと目覚めをもたらす。 即興パフォーマンスには特に定評があり、常に身体の声に耳を澄ましながら、既存の枠組みを軽やかに超えて、新たな表現の地平を切り拓いている。

 

喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)

1972年岩手県出身。国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、その独創性と精神性において高く評価されている。他に翠川敬基、黒田京子、齋藤徹等、国内を代表する即興演奏家との演奏と録音、また邦楽・韓国伝統音楽奏者・ダンサーとの共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行なっている。

 

野々宮卯妙(朗読)

現代朗読家。板倉克行、酒井俊、カルメン・マキ、石村みか、片山旭星ほかフリージャズ、現代音楽、邦楽、ポップス、演劇、ダンス等多様なジャンルのアーティストと共演を重ね即興朗読を追求してきた。公演では水城ゆうの即興表現作品「特殊相対性の女」「記憶が光速を超えるとき」「エロイヒムの声」「沈黙の朗読×音楽瞑想」シリーズなどに出演。2022年カルメン・マキ(vo)、伊勢崎賢治(tp)との3人ユニット「憂国旅団」を結成、ライブ数17回に及ぶ。NPO法人現代朗読協会所属。音読療法協会認定音読療法士。米Center for NVC認定トレーナー。日本平和学会会員。第1回ポエトリー・スラム・ジャパンのファイナリスト。国立市在住。

 

麻生りり子|能面アーティスト

能面師・脚本家・顔研究者としての顔を持ち、能面を起点に、「顔とは何か」「存在とは何か」という問いを、芸術・言語・科学の交差点で探究し続けている。能舞台で使用する伝統的な能面の制作から、創作面の制作や能面を用いた現代アート作品(メディアアート、インスタレーションなど)、脚本執筆(ドラマ、舞台、ミュージカル)、大学や企業との協同研究発表など、その活動はCNNドキュメンタリーをはじめ国内外メディアに取り上げられる。能面を、情報、感情、記憶、関係性の“場”と捉え、顔という存在を多角的に問い直す実践を行っている。