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Area PARK × 土田祐介 写真展「僕は、人生の魅力を理解できないでいる」

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画像:Area PARK [A passing rain] C-Print 640×800mm

 

gallery COEXIST-TOKYOの2013年1月の展覧会は、どこか切なさを感じさせる視点で現実を捉える二人の作家、韓国出身で日本在住のArea PARK氏と土田祐介氏の写真作品を展示します。

Area PARK

氏は、韓国、釜山出身。昨年の震災後、幾度も東北へ赴き、被災地の現状を目の当たりにしたことで《私たちの人生における写真の意味について真剣に悩む契機となった》と言います。

ソウルのアトリエ・エルメスで展示されたこれらの写真は、私たちが目にしてきた報道写真とは趣を異にし、悽惨な震災の爪痕は穏やかな空気に満たされています。それ故に、あの未曾有の出来事のモニュメントとして、永遠の時を刻むことを運命付けられているかのように見えます。

PARK 氏の写真には、儚げで脆い人の生と、一瞬現れたと思った瞬間に消えてしまう生命の輝きが映し出されています。

土田祐介氏は多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業後、同大学にて助手をしながら写真作品を制作。

これまで《night works》シリーズ、《display》シリーズにみられるように、暗闇に浮かぶ人工的な光を捉えた作品を発表しています。

土田氏の、闇の中、街灯や液晶パネルに照らし出される町や人のポートレイトは、孤独な生をいっそう強調します。しかし、よく見るとその光は人を迎える光であり、人と繋がる光であると気付かされます。

《自分が出会った一本の街灯に魅了され、その景色を、そして都市について考えました。》と土田氏の言葉のように、街角で、部屋の中で、青白く光る照明は見えない糸を手繰るようにして、繋がりを求める人間の心を映し出しているのではないでしょうか。

本展タイトル《僕は、人生の魅力を理解できないでいる》は、人生の魅力を、掴むことができないことを承知した上で、それでもなお掴もうとし、手のひらからこぼれ落ちた断片の中に見出そうとする彼らの姿勢を提示しています。

その姿はまるで、顧みられることのない命の痕跡を探し求めているかのようです。私たちは、闇の中に光る外灯に、海辺の宿泊施設で飲んだ発泡酒に、ひっそりと人生の魅力が寄り添っていると気付かされるでしょう。

会期中は、Area PARK 氏「ひだまり」のシリーズより6点、土田祐介氏「night works」シリーズより約10点を展示・販売いたします。

 

土田祐介「night works」2012 inkjet print

 

Area PARK [A LAST SPRING #01] 2008 C-Print

 

土田祐介 「display」シリーズ