EARTH+GALLERYは、3月21日より平田講樹個展「透き通る陰」を開催いたします。
平田講樹は、金壁障壁画の勇壮さや浮世絵の妖艶な美に強く影響を受け、日本人の美意識の源流へと遡る制作を続けてきました。俵屋宗達、狩野永徳、長谷川等伯ら桃山時代の障屏画に触発され、その勢いと精神性に現代の方法論で挑んでいます。
その手段は絵筆ではなくコンピュータです。
画家が絵の具や筆を用いるように、平田はコンピュータの描画機能を駆使し、モニター上にイメージを構築し定着させます。
平田はステイトメントの中で次のように述べています。
美意識は何を描くかよりも、どう描くかという行為の方に強く現れる。
日本の古典のみならず、西洋の古典や名作にも視線を広げ、時代を超えて愛される普遍的な美へと向き合う姿勢。本展では、その探求の現在地を示す新作群を発表します。
タイトル「透き通る陰」が示すように、光と影、伝統と現代、物質とデジタルが交錯する空間が立ち上がります。
EARTH+GALLERYは、これまで作家が社会とどのように関わり、どれだけ現実の世界に深く介入してきたかを重視してきました。そして、その経験の積層の上に確固たる技術を獲得し、それを芸術へと昇華していく過程こそが、作品の強度を決定づけると考えています。平田講樹は、長年にわたりグラフィックデザインの分野で活動し、視覚表現の最前線に身を置いてきました。商業と美のあわいで磨かれた構成力、色彩感覚、そして時代の感性を読み取る洞察力。それらは単なる職能にとどまらず、社会の中で鍛え上げられた美意識そのものです。
その歩みに深い敬意を払うとともに、確かな技術と豊かな経験を土台とした本展の作品群が、現代における「成熟した表現」のひとつの姿を示すものになると確信しています。ぜひこの機会にご高覧いただけますと幸いです。
展覧会名:平田講樹 個展「透き通る陰」
会期:2026年3月21日(土)・22日(日)、26日(木)〜29日(日)
時間:13:00〜19:00
アーティストトーク:3月21日(土)・22日(日)16:00〜
会場:EARTH+GALLERY
所在地:東京都江東区木場3-18-17 1F
入場:無料
お問い合わせ:info@earth-plus.com
平田講樹(Hirata Kohki)
2022年 第96回国展入選(国立新美術館)
2023年 第36回パリ国際サロン入選・優秀賞受賞(Galerie du Marais)
2024年 第25回日本・フランス現代美術世界展(国立新美術館)
2025年 銀座 GALLERY & LINKS 81 個展ほか、ローマ・ミラノの現代美術展に招待出展
国内外での発表を重ね、デジタル技法と日本的美意識を融合させた独自の表現を確立している。




