4/1-4/2 小澤基弘 ラクガキ・ドローイング展 『小澤ブラザーズ ラクガキアニメーション展 /ガシャガシャ物語』

UP

4月1日、2日の2日間、EARTH+GALLERYでは小澤基弘ラクガキ・ドローイング展『小澤ブラザースラクガキアニメーション展/ガシャガシャ物語』を開催いたします。

 

【会期】

4月1日() 13:00~22:00
月2日() 10:00~19:00

 

※まん延防止等重点措置、緊急事態宣言など都・国より感染防止対策の要請が発令された場合、開催時間の変更となる場合もあります。

パフォーマンス
活弁士・佐々木亜希子さんによる「ガシャガシャ物語」カツベン!
会期中、夕刻頃にフワッと催します

 

この度、東京では約10年ぶりの展覧会を開催させていただきます。この間、制作は継続しておりましたが、ほとんど発表をしてきませんでした。絵画に対する考え方もかなり変化し、今は原点回帰、つまり私が絵を描き始めたころのラクガキ感覚で、今はドローイングだけを日々描いております。今回展示するドローイングは、ここ3年くらいで描いた人物をモチーフとした作品群です。

また、ボールペンと色鉛筆を使ったまさしくラクガキも、同時並行で制作してます。このラクガキ画帳については、それを動画にしたいという思いもあり、フリーデザイナーの実弟小澤豊氏に依頼して、ユニークな動画にしてもらいました。それらを小澤ブラザーズ合作として「ガシャガシャ物語」と題して作品化し、今回大画面で上映もいたします。

その際に、現在活弁士として大活躍中の佐々木亜希子さんに動画を見ながらふわっと活弁をしていただけることになりました。佐々木さんは埼玉大学教養学部卒業生で、当時私の授業を聴講していて、それ以来のお付き合いです。大変楽しみです!

コロナ禍でのお誘い、大変恐縮に存じますが、ご機会が許せばぜひご高覧いただければ幸いです。

2022年2月 小澤基弘

 

小澤基弘(こざわもとひろ)

1959愛知県生

筑波大学芸術専門学群卒、同大学院修士課程芸術研究科修了後、同博士課程芸術学研究科を経て埼玉大学教育学部芸術講座美術分野に勤務(専門:絵画)。現在、埼玉大学教育学部教授、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)教授(兼職)。放送大学客員教授(2022年3月まで)。博士(芸術学)。1998-99年文化庁芸術家在外研修員(パリ国立高等美術学校)

画家として、「安井賞展」「現代日本美術展」「ビエンナーレまくらざき」「前田寬治大賞展」「ドマーニ明日展2003」「NICAF2003Tokyo」等にこれまで出品している。また、村松画廊、Oギャラリー、紀伊國屋画廊、あかね画廊、上海月湖美術館等で個展も多数開催している。

画業の他に著作も多数ある。主に、単著として『絵画の制作』『絵画の思索』『絵画の創造力』(全て花伝社)、『実現への制作学』(三元社)、監修編著として『絵画の教科書』『絵画の制作学』『創造のたね』(全て日本文教出版)、『探る表現』『越境する表現』『ラクガキのススメ』(全てあいり出版)がある。また中学校美術科教科書、高等学校芸術科美術教科書等の著者でもある。

現在の研究テーマは、ドローイング(主観的素描)やラクガキの創造的意味とその教育的効果について、学際的実証的な研究を行なっている。著作の他に、ドローイングワークショップ「ドローイング千枚プロジェクト」(通称どろせん)や、ラクガキワークショップ「親子でラクガキ千枚プロジェクト」を絵本作家の荒井良二氏と共に行なっている。本展覧会はそうした研究の一環として位置付くものである。

 

小澤豊

1963年生。フリーデザイナー。仕事の傍ら趣味でアニメーションを自主制作している。現在製作中のアニメーション『陰陽少女』は、『ガシャガシャ物語』に登場する妖怪キャラクターを活用している。

 

 

佐々木亜希子(ささき あきこ)

活動写真弁士。NHK山形放送局でニュースキャスターを務めた後、2001年より活動弁士として活躍。ウィットに富んだ台本と七色の声が人気を博し、全国各地の映画祭や上映会に出演。『君の名は。』(新海誠監督)など、活弁の技術を活かした音声ガイドも多数。著書『カツベンっておもしろい!現代に生きるエンターテインメント「活弁」』(論創社 2019年)共著『映画産業の動向とカラクリがよ~くわかる本 第4版』(秀和システム 2021年)